糖尿病について① 

当院では疾病について、正しい知識のもと患者さんとスタッフで協力して治療をしていきたいと思っております。


病気に関した記事も今後増やしていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

さて、糖尿病についてです。

糖尿病とは簡単にいいますと、

①血糖の数値(血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度)が病的に高い状態をさす病気。

②その症状は様々で、無症状の状態から、著しいのどの渇き・大量の尿を排泄する状態、さらには意識障害、昏睡に至るまで様々であるが、血糖値ヘモグロビンA1c値が一定の基準を超えている場合で上記症状がみられる場合に糖尿病という診断を疑うことができるものである。

(症状だけでは判別できないということ。要検査)

③糖尿病は高血糖そのものによる症状を起こすこともあるほか、長期にわたると血中の高濃度のグルコースが体中の微小血管を徐々に破壊していく。

それにより、

目、腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な障害(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)を及ぼす可能性があり、糖尿病治療の主な目的はそれら合併症を防ぐことにある


となります。

その糖尿病には種類があります。


●糖尿病の種類●
1型糖尿病
膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる。子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病とか、インスリン依存型糖尿病と呼ばれていた。

2型糖尿病
インスリンの出る量が少なくなって起こるものと、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる(インスリンの働きが悪い)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがある。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多い。わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプ。

遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などのほかの病気が原因となって、糖尿病が引き起こされるもの。薬剤が原因となる場合もある。

妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併症が出ることもある。


糖尿病に限りませんが、患者さん一人一人に症状や治療のペースも違いますし、長く治療にかかるものが多く病院選びも肝心になるものです。

当院は糖尿病専門外来があり、足立区内では数少ない「糖尿病専門医が常在する」病院です。

患者さんの生活リズムに合わせてご来院いただくことができるかと思います。

専門外来に診察に来ていただいたときにそのほかの科もまとめて相談することができますのでご相談ください。

出典)

厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/about.html)